五倫(ごりん)
8月も後一週間と言うことで、
今更ながら机の上の整理整頓
をしていると、昨年世田谷の
松陰神社に、参拝行った際に、
購入させて頂いた、『士規七則』
が目に止まる。
最初の一つに、
凡生まれて人たらば、宜しく
人の禽獣に異なる所以を知るべし。
蓋し、人には五倫あり、しこうして、君臣父子
(くんしんふし)をもっとも大いなりと為す。
故に、人のひとたるゆえんは忠孝を本と為す。
一つ、人間として生まれたならば、人間が鳥や獣と違う
条件をしらなければならない。思うに人間には五倫(ごりん)
●父子の親
父と子の間は、親愛の情で結ばれなくてはならない。
●君臣の義
君主と臣下は互いに慈しみの心で結ばれなくてはならない。
●夫婦の別
夫には夫の役割、妻には妻の役割があり、それぞれ異なる。
●長幼の序
年少者は、年長者を敬い、したがわなければならない。
●朋友の信
友は、たがいに信頼の情で結ばれなくてはならない。
の道徳理念が必要であって、
その中でも君臣の関係、父子の関係が最も大切である。
ですから、人間が人間として存在するための条件は、
忠と孝を基本とする。
吉田松陰先生26歳の時の文章になる。
今年、50歳になった私は、はたして、人間として
成長できているのか?五倫、鳥とも獣ともちがう
人間としての基本条件を実行により満たせているのかを
再度、確認、反省し。
明日から実行に少しでも移していけるように
気を引き締めて、秋をスタートします。