古事記の神話は今につながる日本のはじまりのお話で
現代と比べながら読んでみるとなかなか面白い。
何もない空間に体も存在しない神として現れたのが
いざなぎのみこと(男)と いざなみのみこと(女)。
とっても不思議な始まりですが・・・
この二柱(神様は何人と数えるのではなく柱だそう)は
土地の神、海の神、木の神、を生みだし、火の神を生んだとき
いざなみのみことは大やけどをし亡くなってしまいます。
悲しんだ、いざなぎのみことは黄泉の国(異界)へ迎えに行きます。
そこで絶対に見ないでと言われていた部屋を覗き、変わり果てた醜い
いざなみのみことの姿を見て逃げだします。
約束を破り、自分の姿を見たいざなぎのみことに激怒し追いかけます。
この時いざなみのみことは「あなたの国の人を千人殺す」と言い
いざなぎのみことは「ならば千五百の産屋を建てる」と返しお別れをします。
この後、黄泉の国のけがれを祓うため禊を行い
左目を洗ったら天照大御神(あまてらすおおみかみ)
右目を洗ったら月読命(つくよみのみこと)、鼻を洗ったら須佐之男命(すさのおのみこと)が生まれた。
神の世界は左が上位とされている為、左目から生まれた天照大御神が格上で
その天照大御神(伊勢神宮内宮の御祭神)が祀られているのが芝大神宮です。
暖かくなってきたので、古事記の神話を思い浮かべながら神社めぐりも楽しそうですね。