先日、芝公園のロケハンをしていたらこじんまりとした神社を見つけました。
随身稲荷神社というお稲荷さんなんだそうです。
不思議な場所にあるなあ、と思って少し調べてみました。
江戸時代に増上寺が芝の地に移転してきた際に、阿弥陀如来像が運ばれてきたのですが
江戸までの道中を稲荷神が随行し守護してきました。
その随行した稲荷神を祀った神社なのだそうです。
稲荷神=キツネの神様が守護神として随行したのかと思ったのですが
正確には違うみたいです。
諸説あるようですが、
稲荷とは稲成りが語源で、稲荷神というのは稲を象徴する穀物・農耕の神様ウカノミタマノカミのことで
稲を荷なう姿から稲荷神と名付けられたそうです。
そして、キツネは穀物を食い荒らすネズミを捕食したり、キツネの色や尻尾の形が実った稲穂の形に似ていることから
稲荷神の使いとして位置付けられたそうです。
確かに稲荷神社に行くと、通常は狛犬さんがいる位置にキツネの像があります。
和婚ネットで結婚式のお手伝いさせていただいている豊川稲荷や池尻稲荷にもたくさんの狐の像があります。
キツネが神社と神様を守っていたんですね。
お稲荷さんで結婚式を挙げたら、稲荷神とキツネのご加護で食べ物には困ることがなくなるかもですね。