天岩戸のお話
暴れん坊でやりたい放題、荒れ狂っている弟に嫌気がさして
天岩屋に引きこもってしまった姉、天照大神。
太陽の神様の天照大神が引きこもる、姿を消すという事は
太陽が消える=暗闇の世になってしまうという事です。
困った神々は、知恵を出し合い作戦会議をしました。
神様の作戦会議ってどんな感じだったんでしょうね・・・
決まった作戦とは
鶏が夜明けを知らせる為に鳴き
天宇受売命(あめのうずめのみこと)が踊り踊って神々が盛り上がる。
暗闇で皆が困っているはずなのに宴会状態で盛り上がってるとなれば
不思議に思った太陽がきっと顔を出す、という作。
作戦成功。
気になって岩屋の戸を少し空けて外の様子をのぞいた天照大神に
天宇受売命は「あなたより立派な神様が現れました」と伝え
鏡を見せると、鏡に映った自分の姿を優れた神様だと思い込み
気になり身を乗り出してきました。
その瞬間に力持ちの天手力男神(あめのたぢからおのかみ)が岩屋の戸を
取り遠くに投げました。
これにより世の中に太陽が戻りました。
一日中真暗な世の中は想像するだけで恐怖・・・
憂鬱になってしまいそうですね。
朝になったら日が昇る当たりまえの太陽がありがたいと思えますね。