天孫降臨は、天照大御神の孫、
天津日高日子番能邇邇芸命
(あまつひこひこほのににぎのみこと)
が、天よりこの世に天降ることである。
天照大御神は、ニニギノ命に、勾玉、
八咫鏡、草薙剣の三種の神器を賜い、
「これの鏡は、専ら我が御魂として、吾が前を
拝くがごとく拝き奉れ」(古事記)と述べられ
天児屋命、布刀玉命、天鈿女命などの神々を
お供にして天降られた。この天照大御神のお言葉が神勅になります。
日本書紀には、この神勅以外が伝えられている。三大神勅になります
〇 天壌無窮の神勅
豊葦原千五百秋之瑞穂の国は、是れ吾が子孫(うみのこ)の王たるべき地なり。
宜しくいまし皇孫、就きて治せ。さきくましませ。あまつひつぎの隆えまさむこと
當に天壌(あめつち)のむた無窮かるべきものぞ
◎ 豊かな葦原で秋になると沢山の稲穂が実る日本国は、私の子孫が王となり統治すべき地です。皇孫であるあなたが
これから行ってこの国を統治してきなさい。元気でいきなさい。天の日の神の子孫、皇室が栄えるであろうことは
天地と共に永遠で窮まりないであろう、永遠である。
子孫をうみのこと呼ぶのは、祝詞の中でも沢山出来てきます。私も大好きな言葉で
子、孫、そしてその子までずっと続いて行く、、良い表現と思います。