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Kannushi Blog

お顔合わせと結納

2018.09.18

お顔合わせと結納

顔合せと結納 実施比率グラフ

ここ2年間、ご子息ご令嬢様

が、結婚式を迎える。結婚が

決まった、お父様・お母様

に沢山お会いする機会。

父母講座の講師を担当した。

 

その中で、新郎が新婦に

プロポーズをして、二人の中で

結婚が決まり。

 

それぞれの家族、両親兄弟姉妹に、互いの婚約者を紹介し、

いよいよ両家の親を合わせるとなった場合。

 

この場合、80%は、『顔合わせのみ』なのである。

 

少し前までは、『結納』と言う言葉が、

先行して、『結納』しないの?

とかを親から新郎新婦に言っていたが、

 

最近は、ほぼ、この会話も無くなって

きたようである。

 

仲人が、いない結婚披露宴が、99%の

現代結婚式において、『結納』と言う概念は、

生まれて来ないようである。

 

料理屋さんにおいて行われる『顔合わせ』

食事料金の平均は、一人1万円~15,000円

が多いようで、料金を両家で折半か

新郎新婦が、代表して支払する感じが多い。

 

この場合の上座的には、新婦側が座る事が多い。

また、場所としては、新郎側の地元が多い。

 

『結納』の認識もある『顔合わせ』を考えている

家があると、このあたりの認識が変わってくるので

新郎新婦が中心となり、両家の親に事前にお金の支払

方法や、席の座る位置は決めて置いた方が良い。

 

新郎新婦自身が、親元からすでに独立して仕事を

しているカップルが多く。新婚生活で必要な

テレビや洗濯機、冷蔵庫などの家電もすでに二人は

持っており、新居のマンションもすでに、クロークは

あり、タンスなどの家具は、必要なくなったようだ。

結婚準備に今迄使っていた『結納金』が必要無く

なってきているようだ。

 

私は、そんな中、父母の皆様には、大切にして欲しい

『結納の3つの心』がある、これを出来れば父、母様の

皆様は意識して頂くと、結婚準備や結婚後も両家や親と子の

関係が上手くいくと言っている。

 

『結納の3つの心』

1.新郎の家が、思う、「よく嫁に来てくれた!」と

  新婦を迎え入れる。ウエルカムの心

2.新婦をよくぞ、立派に育て上げてくれたと相手の両親に

  感謝する。感謝の心

3.生まれ育った家から、相手側に嫁ぐと決めた

  新婦の心。独立の心

 

この3つのこころを、新郎新婦を始め、両家の父、母が

それぞれの立場で理解して、結婚を機に、両家が親戚になる

ことを理解すると、きっと結婚は、上手くいく。

 

仁徳天皇の皇太子である履中天皇が、奈良の豪族の娘を

后にもらう際に始まった。

 

現代では、『家』と『家』の結婚という認識が薄れている

のも理由であるとも思うが、先祖、祖先より受け継いだ

自分の命、自分のDNAを継の世代に引き継ぐ、バトンを

渡すと考える意味では、やはり、『家』は大事にしたい。

『結納』の文化は、今後薄れていくとは思うが、

『家』、『家族』、『先祖・祖先を継ぐ』と言う認識は

持って、顔合わせに誠意を持ち、自分達の『家』、『家族』

を作って欲しい。