お食い初めの歴史は古い!
平安時代には、生後五十日の「いそか」
百日の「ももか」と呼んで食べ初めの
儀式を行いました。
お食い初めも、「箸ぞろえ」や「歯固め」
とも呼びました。
一族の年長者が、膝に赤ちゃんを抱え、箸で
料理を食べさせる真似ごとを行う。その順番
は、赤飯、お吸い物、赤飯、鯛、赤飯の順番
に、これを三回繰り返し、食べさせる真似をし、
最後に、「歯が丈夫になるように」と祈願して、
歯固め石に当てたお箸を、赤ちゃんの歯茎に
優しく当てれば、儀式の完了となります。
使用する祝膳は、嫁の実家から贈るのがしきたり
です。男の子用は、皆朱塗り(かいしゅぬり)で
男紋、すなわち家に伝わる家紋を金または、黒で
入れます。女の子用は、内朱外黒塗りで女紋を
銀色で入れます。これは、古来の考え方で、現在
は、お料理屋さんでお膳を用意してくれます。
赤い色が男性、黒い色が女性だったのです。
また祝膳の足は、男性のものは低く、女性のものは
高くなったものを使用しました。男性は、あぐらを
女性は、正座や膝すわりをしたからです。
結婚における、男女の「結び」が「産(むす)び」
となり、命が芽生える。男の子が息子「(むす=産)こ」
女の子は、娘「(むす=産)め」と呼ぶ。この命が
芽生えたころから長寿、還暦や喜寿等の祝い、人生儀礼
を大事にしたい。
今回のお食い初めのお料理は、東京芝とうふ屋うかい
さんの料理となります。鯛には、金箔が装飾されて
とても綺麗です。
お祝い感満載ですね!
また、このお食い初め料理には、プレゼントとして
歯固め石、これも那智の黒石と言う縁起の良い
石を、伊勢神宮の業者から分けて頂き、赤ちゃんの
健やかなご成長をお祈りしております。
人生の節目を作るお手伝い。
沢山の幸せな家族をつくるお手伝いをさせて
頂きます。