品川神社のご社殿は、この度、
令和御大典事業のとして、素晴ら
しく綺麗になりました。
ご社殿の屋根の銅板吹き替えが
行われました。
屋根には、御社殿正面からは、見えません
が、正面より奥に、御本殿があり、その
御本殿の屋根を支える
大切な役割として、屋根の上に
横たわる、鰹木(かつおぎ)と
言う部分があります。
この御本殿の屋根の上にあった
鰹木の古材を使い、我々神主が、
日頃の神事にとても大切な
『尺』を、作って頂きました。
丸太のように見える、屋根に横たわる
のが、鰹木。ちなみに、反り立っているのは
千木です。
この横の写真が、
屋根の上から
降ろされた
鰹木になります
屋根の上を
下から見て
いたら小さい
ですが、実際は、
かなり横に長い
です。3メーター近くの長さになります。
写真は、その長い鰹木を
一部切り落とした部分に
なります。
直径28cm.長さ50cm
のサイズでした。
この度、東京中野に本社を構える
老舗材木店 クボデラ株式会社様
窪寺伸浩社長様にお願いし、
埼玉県さいたま市にある
加工工場に見学に行きました。
先程の鰹木の古材を
まずは、厚さ15mmの
板にしていただきました。
約55年神社を守って
くださった杉の木
の古材、板にした後、
一応の乾燥をみて
尺の大きさに、レーザー
で、板より切抜き
周りを滑らかに、
して下さいました。
切り抜いた尺の
木の周りにやすりを
掛けて、滑らかさは、
素晴らしく。
尺を持った際に
手にとてもフィットします。
そして、最後に、今回の御大典の
記念として、尺に焼印を入れて
頂きました。
本当に、素晴らしい尺を
作って頂きました!感激です‼️